無事デザインを盛り込み設計も完了、金型製作期間に突入するわけですが、
型出来上がりのトラブルを回避する為にあるイベントをはさみます。
そのイベントが電極承認です。
金型製作における電極とは放電加工用の電極になります。
この電極、成形時の収縮も考慮されたサイズにで造られますが、ほぼ製品
外観に近い形で確認することができます。
良くあるトラブルとして3Dデータ確認不足により段つき波打ちなど
見逃した場合、電極はデータどおりに作成されますので単に3Dデータ
を再現した形状になってしまいます。
そのまま、金型を作成し成形品出来上がりで直そうと思っても局面は
デリケートすぎるので修正は困難です。
だからこそ、修正が容易な電極製作段階でデザイン承認を挟みます。
ここからは電極同様に製品外観が出来ますので、あの時と違う!など
ということはおきません。
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