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成形上の配慮



射出成形による外観部品形成の場合、見落としがちなのが金型要件の
盛り込みです。

設計段階では良いのですが、いざ、金型製作時にデザイン変更を余儀なく
される場合が多々見受けられます。

熟練のエンジニア、デザイナーであるならば必ず盛り込む要件ですが、
忘れがちになる場合もありますので十分な注意が必要です。






デザインが絡んだ代表的な成形上要件には抜き勾配設定があります。

分割位置が金型のパーティング(型割れ位置)になるのでアンダーカット
になりやすく設計初期段階から注意が必要です。

また、シボを施す場合、抜き勾配指定があります。シボの情報が無い場合
最悪を想定し勾配設定する必要があります。






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