ホッバーからスクリユーの回転に応じて材料が落ちて行かないことがある。
このため成形品に充填不足などの不良現象を生じたり、成形サイクルが長くなったりする。
(1)
着色剤や無機充填材などの添加物の含有量が多いと、ホッパー口から落下しにくくなる。
バイブレーターやスクリューフィーダーをホッパーに設けるか、外部潤滑剤を増すとよい。
(2)
粉砕した再生品が多いと、やはりホッバー口から落下しにくくなる。
前記と同様の処置を採ればよい。
(3)
外部潤滑剤が多すぎると、スクリューの供給部で材料が滑り、前方への送り込みがきかなくなる。
このような場合には、外部潤滑剤の量を減らさなくてはならない。
1.ショートショット(充填不足)2.ば り3.成形品面の“ひけ”4.気 泡5.フローマーク(波紋)6.シルバーストリーク(銀条)7.表面のくもり8.ウェルドライン(融合線)9.ブラックストリーク(黒条)および焼け10.クレイジング11.ジェッティング12.反りおよび変形13.成形品の離型不良14.スプルーの離型不良および切断15.材料の食込み不良16.その他の不良
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