成形品の表面には、雄型(コア)と雌型(キャビティー)の合せ目跡である細い線が現れ、これをパーティングライン(略してPL)と呼んでいる。
PLは成形品形状によって必然的に決まる場合が多いが、金型製作、成形上、2次加工、デザイン形状(商品価値)の問題から逆に決める場合もある。
@目立たない位置、またはPLを前提にした形状にする。
Aできるだけ直線、もしくは単純な幾何学的な曲線及びこの組合せが望ましい。
これは金型製作コスト、補修、寿命にも大きく関係する。
(図1、2)
BPL面はバリが発生し易いので、バリ仕上げが簡単にできる位置または形状にする。
(図3、4)
C成形品PLは製品の要求機能・特性にあわせて適切な場所に設ける。
(図5:コップのPL設定例)
7-1.パーティングライン(分割線)と割型線7-2.抜き勾配・抜きテーパー7-3.アンダーカット(くい込み部分)7-4.成形品の肉厚(壁厚)7-5.リブの応用と効果7-6.ボ ス7-7.丸みと隅肉r7-8. 孔7-9.文字・マーク7-10.表面仕上げ
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