5-1.衝撃強さ・疲れ強さ・クリープ
荷重の加えかたが急激であると、たとえ応力破壊強さ以下であっても、物体は破壊されることがある。
この衝撃荷重に耐える最大強さを衝撃強さという。また、破壊強さ以下の荷重であっても、何回となく繰返し
受けていると遂には破壊されてしまう。何回となく繰返し荷重を受けても破壊されない最大の応力を疲れ強さという。
さらに物体に持続的な荷重をかけておくと、時間とともに徐々に変形していく性質がある。これをクリープと
呼んでいる。成形品の寿命・耐久を考えるときはぜひとも考慮すべき要素である。
5-2.残留応力
5-3.温度依存と成形品の強度
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